クマツヅラ科からシソ科に移されたベンケイクサギ(弁慶臭木)の別名はブルーウイング、ブルーエルフィンで、最初の学名「Clerodendrum ugandense(クレロデンドロム・ウガンデンセ)」は1998年にDNA解析研究からRotheca myricoides ‘Ugandense’に変更されました。
ベンケイクサギはウガンデンセという種小名が示すようにアフリカのウガンダに自生する熱帯性のクサギの仲間です。以前は「クレロデンドルム・ブルーウィング」と呼ばれていましたが、5月~9月頃に青い蝶が羽を広げているような小さな花を咲かせます。雄しべも雌しべもカールしていて、その花姿から「青い妖精」などとも呼ばれています。学名のClerodendrumはギリシア語の「cleros(運命)」と「dendron(樹木)」に由来し、呪術に使われていたことに由来するようです。
*ベンケイクサギと同じシソ科のクサギの花を見比べてみて下さい。