アオドウガネ(青銅鉦)は、街中でも見られる広義のコガネムシ。コガネムシに似ているが、胴体の一部が(光の当て具合で)赤銅色をしていて、胴体の端に長い毛がある。幼虫は地中の植物の根を食べ、成虫はくだものや野菜類、広葉樹の葉を食べる。草食の夜行性昆虫で、昼間は葉の裏などに隠れている。
アオドウガネとカナブンとは生態が違う。アオドウガネの成虫は葉を食べるのに対し、カナブンは樹液を吸う。また、アオドウガネの幼虫は植物の根を食べるのに対し、カナブンの幼虫は落ち葉を食べる。従って、アオドウガネは害虫、カナブンは益虫ということになる。
*画像はアオドウガネ(最初の2枚)、カナブン