シェフレラの実

 シェフレラ(Schefflera)の葉は手のひらを広げたように放射線に複数の葉が広がり、ツヤツヤした厚みのある緑が特徴。茎も丈夫で、美しく、葉の柄や色も様々な種類があります。中でも「ホンコンカポック」という品種が有名で、その名前から原産国は台湾や中国南部です。

 フカノキ属のシェフレラは熱帯アジアを中心に150種ほどもあり、高木から低木、あるいは着生状の半つる性木本植物です。「ヤドリフカノキ」という和名は自生の場合にフカノキに着生することからつけられました。今画像のように黄色の小さな丸い実をたくさんつけています。

 シェフレラは日本では観葉植物として人気があります。確かに、葉は9枚の小葉が集まった掌状複葉の形をしていて、幾何学的に面白く、小葉は丸味を帯びた長楕円形で、皮質の光沢があり、比較的厚く、葉は互生してつきます。

 私は花や実よりずっと美しい葉の方に惹かれます。