シェフレラの実

 最近できたオフィスビルの周りには見慣れない樹が多く、とても気になる。その一つがシェフレラ(Schefflera)で、黄色から赤の小さな丸い実をたくさんつけている。シェフレアは中国、台湾、豪州原産で、ウコギ科フカノキ属の半耐寒性常緑低木。観葉植物として良く用いられているらしい。確かに、葉は9枚の小葉が集まった掌状複葉の形をしていて、幾何学的に面白い。小葉は緑色で、葉縁は全縁。小葉は丸味を帯びた長楕円形で、皮質の光沢があり、比較的厚く、葉は互生してつく。

 花はめったに咲かないようだが、円錐花序に薄緑色の小花を多数咲かせる(画像)。花の後に、黄色や赤い果実を成らせる(画像)。たまたま私は花も実も見ることができたのだ。日向を好むが、日影にも強く、一年中観賞できるので、これからの散歩の楽しみの一つに加えることにした。