若きブドウの実

 緑道公園の中の100mほどしかない小さな散歩道に何とも立派な葡萄棚がある。いつもこの季節になると、その棚にはブドウの房がつき、緑の葉の中のブドウの実を愛でることができる。ブドウはペルシャ地方が原産で、日本には中国から渡来。つる性でどんどん伸び、その実は8月頃には熟し、食用やジャム、ジュース、ワインになる。ブドウの棚作りは日本独特の栽培法で、ヨーロッパでは垣根作りが一般的。ブドウの70%はワインとして利用されている。

 散歩の途中では熟れたブドウより、画像のような青く若いブドウの実を見る方が好きだが、人間は何とも身勝手なものだと自嘲するしかない。

 

 葡萄の実 若葉の中に 青くあり