2023-11-21から1日間の記事一覧

キンカンの黄色い実

キンカン(金柑、Citrus japonica)はミカン科ミカン属の常緑低木で、キンカン属の常緑低木の総称でもある。別名はキンキツ(金橘)。果実は小粒で甘酸っぱく、ほろ苦い後味が残る。 キンカンはミカン科の果実だが、果皮のまま食べることができ、皮を捨てて…

似非「博物学」の我がブログの位置

博物学(Natural history)の東西を振り返ってみましょう。体系化を第一義に考えたリンネ(『自然の体系(Systema Naturae)』)と、記載を中心に考えたビュフォン(『一般と個別の博物誌』)は実に対照的で、静的な「自然の秩序」(リンネ)から動的な「自…

ランタナの色変化

ランタナ(Lantana camara)はクマツヅラ科の常緑小低木。ランタナ属は中南米・南欧原産の150種ほどの低木・多年草を含めた植物で、熱帯や亜熱帯に広く野生化しています。日本では観賞用に栽培され、和名は「七変化」。その和名の通り、花の色が変化する不思…

ヤブコウジの赤い実

ヤブコウジ(藪柑子)はサクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木。「藪柑子」は「藪に生える柑子(ミカン類)」の意味で、冬に赤い果実をつけ、別名が十両(ジュウリョウ)。 ヤブコウジは『万葉集』では山橘(ヤマタチバナ)と呼ばれ、古くから日本人に愛され…