イボタノキの白い花

 イボタノキ(疣取木、水蝋樹)は日本、台湾が原産で、モクセイ科の落葉低木です。楕円形の葉が対生に規則的に付き、初夏に花茎先から伸びた総状花序に小さな白い筒状花を多数咲かせます(画像)。湾岸地域では今花が開き出しています。

 樹皮上に寄生するイボタロウムシの分泌物は「いぼた蝋」となり木肌の艶出しや、滑りを良くするのに使われます。

 イボタノキの仲間にネズミモチトウネズミモチがあります。葉は細長い楕円形で縁にギザギザはなく、両端は丸みを帯び、萌芽力が強く刈り込みに耐え、小枝が密生するため、垣根として利用されることがあります。