花が少ない冬には、昆虫たちは希少な花に集まってきます。ハエの仲間のアブも同様で、ヤツデの花の常連でもあります。ヤツデにやってきたのは常連のホソヒラタアブです。名前の通り、細身の身体でホバリングしながら花に近づいてきます。
アネモネの花にやってきたのはやはりヒラタアブの仲間で、フタホシヒラタアブのメスのようです。ヒラタアブには仲間が多く、キイロナミホシヒラタアブ、オオフタホシヒラタアブ、ナミホシヒラタアブなど、その違いは素人の私にはミクロな違いにさえ思え、識別不可能に映るのです。
ヒラタアブはハチに擬態していますが、刺しません。花を訪れる、おとなしい花アブで、ホバリングが得意です。触覚が丸く、翅が二枚です(ハチの翅は四枚)。
*ヒラタアブの名前の特定はあくまで私の判断です。