「ドロップモア・パープル」と呼ばれるミソハギはヨーロッパからアジアに分布しています。夏の終わりから初秋にピンク色の花を咲かせます。その学名がLythrum virgatum、英名がDropmore Purpleです。
でも、日本ではLythrum ancepsをミソハギと呼ぶようです。別名は多く、溝萩（みぞはぎ）、盆花（ぼんばな）、精霊花（しょうりょうばな）、水掛け草などです。ミソハギは旧暦のお盆が花期で、水を注いで厄を払う「禊（みそぎ）」に使用される萩の花に似ていることから「禊ぎ萩（みそぎはぎ）」が転じてミソハギとなったと言われています。
ヤマハギ、ミヤギノハギ、シロバナハギ、メドハギはどれも同じハギ属で、花形が似ていますが、ミソハギはミソハギ属で、ハギ属ではありません。
＊画像は最初が7月のドロップモア・パープル、次が現在のドロップモア・パープル、三枚目がメドハギ、最後がミヤギノハギ
