スズメガ科のオオスカシバは蛾の仲間です。夏から秋に、うぐいす色の太い胴体を持ち、透明の翅を素早くはばたかせて直線的に飛びます。腹部に赤褐色の帯があり、腹端には黒色の毛束をもち、腹面は白です。日中に活発に活動し、ホバリングしながら、色々な花で吸蜜します。
オオスカシバは都会の公園でも普通に見られ、街中の花壇や人家の庭先にもしばしば飛来します。太い体はスズメガの仲間に共通する特徴ですが、オオスカシバの羽は透明なのですが、羽化したてのときには鱗粉に覆われていて、飛んでいる間に羽が震えて鱗粉が落ちてしまいます。飛ぶ能力はかなり高く、かなり敏捷に飛び、ホバリングしながら花のミツを吸うことが出来ます。
＊オオスカシバがミツを吸っているのはハナトラノオの花です。
＊＊最後の画像はスズメガ科のホウジャクで、やはりホバリングしながらミツを吸います。
