ニラの花

 画像は「野生化したニラの花」です。子供の頃、家の裏の畑の端に一群のニラが半ば野生化した状態で生育していて、夏にはそれがニラと溶き玉子の味噌汁になっていたのを思い出します。でも、そのニラがどんな花をつけていたかはまるで憶えていません。画像のニラの花も道路脇の草地で自生しているもので、ここ3年程同じ場所で咲いていて、畑で栽培しているものではありません。

 ニラ(韮)はネギ属に属する東南アジア原産の多年草で、随分昔に渡来した緑黄色野菜です。夏には葉の間から30~40cm程度の花茎を伸ばし、花期は8~10月頃。花は半球形の散形花序で、白い小さな星を集めたような花をたくさんつけます(画像)。花弁は3枚で、苞が3枚あります。葉はビタミンAとカロチンを多く含み、消化を助け、風邪の予防効果もあります。