タカサゴユリは台湾が原産。日本には1924年に移入され、庭園や切り花用に栽培されてきましたが、各地で野生化し、道ばたや堤防法面などで繁殖しています。そのタカサゴユリが湾岸地域でも今花盛りです。
タカサゴユリは地下の黄色味を帯びた百合根状の鱗茎から1mを超える直立茎を出し、線形の葉をつけます。茎の頂部に長さ15cm、直径13cmほどのラッパ状の花を総状につけます。タカサゴユリはテッポウユリに似た白い花をつけます。花は外側に紅紫の筋が縦方向に入っています(画像)。花の内部は乳白色、外側はしばしば紫褐色を帯びます。
タカサゴユリの花は他のユリと同じように美しいのですが、外来種であり、駆除対象になっています。