ハマヒサカキの花

 ハマヒサカキは湾岸地域でも生垣としてよく見るのだが、花が咲く今の時期は独特の悪臭を放っている。イチョウに雄と雌の木があるのと同じように、常緑小高木のハマヒサカキ(浜姫榊)にも雌と雄の区別がある。当然ながら雄株には雄花が、雌株には雌花が咲く。花は直径2〜6mmの鐘形で、下向きに開き、雌花は雄花より小さい(画像)。サイズの見極めは難しいが、確かに雌花は小さい。花弁は5枚。雄花には雄しべが10〜15個あるが、雌花では退化。雌花の雌しべは1個で、雄花では退化。雌雄の区別がはっきりしている。

雌花

雄花