ハボタンの開花時期は3月下旬から5月初旬。ヨーロッパ原産で、江戸時代に食用として渡来。その後は観賞用として改良されてきた。キャベツやブロッコリーの仲間で、葉はキャベツにそっくりなため、「花キャベツ」という別名もある。2月頃から中央部が盛り上がってきて、4月頃にはその先端に花をつける。
重なり合った葉が牡丹の花のように美しいことから「葉牡丹」と命名され、貝原益軒も紹介している。当初は「牡丹菜(ぼたんな)」と呼ばれ、正月飾りとして親しまれた。今では冬の間、鑑賞用として花壇に植えられている。
そのハボタンの花があちこちで咲いている。多様な姿、色合いの葉に比べると、花は黄色に統一されている。