ベニバスモモ

 遠目にウメか、それともサクラかと思いながら近づくと、いずれでもなく、バラ科スモモ属のベニバスモモ。ベニバスモモはミロバランスモモの園芸品種。ミロバランスモモは南東ヨーロッパから西アジアが原産。花は白色から淡いピンク色で直径2センチほど、5花弁と多くの雄しべがあり、2月中旬から3月に咲く。果実は直径2~3センチの核果で食用になり、7月上旬から9月中旬に黄色や赤色に熟す。

 さて、肝心のベニバスモモの特徴は葉が赤紫色のカラーリーフであること。葉は互生する単葉で、長さ3~7cmの長楕円形で、葉の縁には鋸歯がある。白または淡いピンク色の5弁花を咲かせる。果実は径2~3cmで赤色に熟す。花はソメイヨシノより少し小さい。初夏頃から実がなり、スモモと同じように食べられるが、酸っぱい。

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