ヒメリンゴ(姫林檎)

 子供の頃、向かいの家の庭にヒメリンゴの木があり、何度かその木にのぼって小さな実を食べたのを憶えている。その味は、酸っぱく、渋く、まずかった。正式の和名はイヌリンゴ(犬林檎)で、ヒメリンゴやミカイドウ(実海棠)は別名である。バラ科の落葉高木で、セイヨウリンゴとズミの雑種と言われているが、よくわからない。
 4月から6月にかけて咲く花は、できはじめは薄いピンク色で、満開時には白になる。 秋になると小さな実がつく。木から落ちにくく、たわわに実り、色づきも良く、鑑賞用に向いている。画像の実も実に頑丈で、夏につけた実の二割ほどはまだ落ちずに残っている。

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