アベリア

 アベリアは、公園や道路沿いに数多く植栽されていて、勝手ながら少々食傷気味の植物です。花が美しいのはもちろん、斑入りなど、葉の観賞価値の高い園芸品種と見做されていて、正に園芸品種の優等生といったところです。
 アベリアは、19世紀中期にイタリアでつくられた交配種です。両親の長所である長い開花期や、半常緑でありながら寒さに強いという特徴を受け継いだ、優秀な園芸品種です。
 アベリアの野生種は、日本、中国、ヒマラヤ、メキシコに15種が分布する常緑、または落葉の低木で、日本には4種が自生しているとのことですが、残念ながらその自生種を私は知りません。
 子供の頃田舎でアベリアを見た記憶はありません。東京に出てきても暫くの間はアベリアは私の生活世界にはありませんでした。私がアベリアを認知したのはバブル期の少し前で、公園でアベリアを見たのが始まりだったと思います。その後はどこでもお目にかかる常連の植物で、それは今も余り変わっていません。
 綺麗に刈り込まれると花は少なく、画像のように自由自在に放任すると花が溢れます。

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