ペチュニアの花の表現力

 ペチュニア(Petunia)は南米原産のナス科ペチュニア属に属する草本の総称。和名はツクバネアサガオ(衝羽根朝顔)で、確かにアサガオにも似ています。でも、アサガオヒルガオ科サツマイモ属。花壇でお馴染みのペチュニアには色々な園芸品種があり、成長が早くて丈夫。南アメリカに自生するペチュニア・アキシラリス、ペチュニア・インテグリフォリアをもとに、西欧で品種改良が進み、多様な品種があります。

 属名のPetuniaはブラジル先住民の言語で「たばこ」の意味で、ナス科のタバコ属と近縁であることによります。既に「桃色吐息」について記しましたが、その他にも私たちを惹きつける様々な品種があります。その花弁はとてもドラマチックで、波乱万丈の世界を予感させます。それぞれに凝った名前がついているのでしょうが、そんな名前を知らなくてもペチュニアの花のもつ色と模様の魅力を十分に感じ取ることができます。

*画像はペチュニアの花の(私流の)七変化