デュランタの実

 デュランタクマツヅラ科デュランタ属の植物で、和名はハリマツリ、タイワンレンギョウ。花色が濃い青紫で、白い縁取りが入るものは「タカラヅカ」と呼ばれる品種。画像の花を嫌う人はまずいないだろう。

 秋の実は薄いオレンジ色の変わった形をしている(画像)。デュランタは主に花を楽しむものと、葉を楽しむものの二種が出回っている。花には芳香があるが、強くはない。葉を楽しむものはライムグリーンの葉色が美しい「ライム」が代表品種で、鉢植えの観葉植物である。

 デュランタは花の後でオレンジ色のキンカン(金柑)に似た実をつけ、そのため、中国では「金露花」と呼ばれる。この実は花とは違った味わいがあるのだが、デュランタの葉や実は人間やペットに対して強い毒性がある。一方、鳥たちには無害で、彼らは実を好んで食べる。