既に4月からキキョウソウ(桔梗草)とヒナキキョウソウ(雛桔梗草)の花を見てきました。湾岸地域ではどこにでも咲いている野草の花ですが、どちらもよく似ていて、つい立ち止まって見つめてしまいます。道端に咲いている姿は何とも可憐です。どちらも小さな花ですが、なかなかの花姿です。
キキョウソウもヒナキキョウソウも北アメリカ原産の帰化植物で、キキョウ科キキョソウウソウ属の 1年草です。日本には明治中期に入り、戦後広まりました。キキョウ(桔梗)に似た花を咲かせる草というのが名前の由来です。
ヒナキキョウソウの茎は直立して分岐せず、葉は卵形で低い鋸歯があり、無柄で互生、茎を抱くことはありません。春から夏にかけて葉腋に紫色の星形の花を一つずつ着けます。別名はヒメダンダンギキョウ。キキョウソウの茎は直立して下部でまばらに分岐し,高さ60 cmほどになります。花は通常紅紫色で、白色から濃紫色まで変異します。別名はダンダンギキョウ(二つの花のつき方の違いは画像参照)。
*「ヒメ」も「ヒナ」も大小の小を表す接頭語