今年の冬至は12月22日だった。日本海側はまた大雪の予報が出ているが、東京は午後になって晴れ間が出た。子供の頃の冬至といえば、周りは既に雪が積もり、白い雪の風景が3月まで続くのだが、その雪国に比べれば、東京の冬至は生温く、色んな色が光り、まだ紅葉があちこちに残っている。その上、常緑樹が増えたためか、風景の中に緑色が目立つのだ。
ドウダンツツジの赤は風景に点描のような効果を与えていて、緑の頃は目立たなかった存在を誇示している。紅葉の代表格のモミジもまだ赤い葉を落としていない樹が目立つ。冬至の陽の光を浴びるのはヤマボウシの紅葉。湾岸地域の冬至風景には紅葉が随分と残り、そこに赤い実や黒い実をつけた常緑の樹々が混じっている。