日本でよく見られる代表的なクモとなれば、ジョロウグモ、コガネグモ、そしてナガコガネグモ。いずれも造網性のクモです。
ジョロウグモのメスの腹部の形は楕円形で、脚は細長いのが特徴。腹の模様は黄色と青緑色の縞模様が入ります。また、腹部の裏には赤い色の紋があります。ジョロウグモは造網性のクモの中でも特に大きな網を張ります。
コガネグモのメスはジョロウグモに比べて幅広く、黄色と黒の横縞模様が入ります。ジョロウグモほど大きな網は張りませんが、円網が綺麗なのが特徴です。脚はジョロウグモよりも少し太めです。
ナガコガネグモのメスは腹部が楕円形をしていて、少し尖っています。また、腹部の色は黄色、黒、白の横縞がまばらに入っています。名前の通り腹がコガネグモよりも長くて見た目がスマートです。
*いずれの種もオスはメスに比べて随分小さく、目立ちません。
**アシナガグモ科のオオシロカネグモは細長い卵形の白っぽい腹部をもった、中型のクモ。腹部には、黒い縦筋が入っており、この筋は刺激を与えると太く変化します。脚は長くて緑色。河川や渓流の周辺に棲息しているが、私が湾岸地域で見たのはこれが初めて。
(ジョロウグモ)
(ジョロウグモ)
(コガネグモ)
(コガネグモ)
(ナガコガネグモ)
(ナガコガネグモ)
(オオシロカネグモ)