2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

アレチハナガサとダキバアレチハナガサ

湾岸地域の空き地や路傍でいつもお目にかかる雑草がアレチハナガサ。その花が咲き出している。これまでその種類について随分調べてきたが、今一度復習しておきたい。 まず、茎が中実だとアレチハナガサ、中空だとヤナギハナガサ。ヤナギハナガサはアレチハナ…

メマツヨイグサの花

マツヨイグサ、メマツヨイグサ、オオマツヨイグサ、コマツヨイグサなどはよく似ているが、画像のように花びらの先がへこんでいるのはメマツヨウグサ(雌待宵草)。オオマツヨイグサは花の直径が6~8㎝と大きい。マツヨイグサは枯れた花がオレンジ色になる…

エノキの赤い実

エノキは北海道を除く日本各地に自生するアサ科の落葉樹。山地や雑木林の縁、川沿いなどで普通に見られる木で、ケヤキやムクノキなどと共に各地の一里塚や神社仏閣に植えられ、その巨木が今日でも見られる。湾岸地域でもあちこちに植えられている。 エノキと…

コガネグモの謎

「くものぼせ」というタイトルのテレビ番組をみた。鹿児島県加治木町のくも合戦で、「くものぼせ」の「のぼせ」とはわき目もふらず熱狂することで、コガネグモの相撲に夢中になる大人たちの物語である。毎年6月に開催されるコガネグモ同士が戦う相撲合戦に参…

モクゲンジの花と実

7月にモクゲンジの花と実を記したのですが、もう一度花をつけ、実もつけています。7月の花は既になく、実は茶色に変わっていたので、二度目の開花と実です。 落葉樹のモクゲンジはセンダンのような葉を持ち、径1cmほどで黄色い4弁花を多数つけます。その花…

キバナセンニチコウの花

キバナセンニチコウ(黄花千日紅)はアメリカ南部からメキシコが原産で、ヒユ科センニチコウ属の耐寒性一年草の園芸種。細い枝先にボンボンのような可愛らしい丸い頭花を咲かせます。花は鮮やかな橙黄色や橙赤色をしています。同じ園芸種には、センニチコウ…

故郷へのそれぞれの接し方:微妙で、多様な心的態度も実は…

輪廻転生から抜け出し、ゴールは浄土だと説くのが仏教だとすれば、誕生というスタートを見事に担ってきたのが故郷ではないのだろうか。人のスタートを支えているのが故郷、ゴールが浄土というのがごく普通の日本人仏教徒なのかも知れない。 とはいえ、人には…

ギョリュウの花

「ギョリュウ」は漢名の「御柳」の音読みで、楊貴妃がこの木をわざわざ後苑に植えさせ、簾を隔てて観賞したことから、「御柳」と呼ばれるようになったと言われています。ヨーロッパでもギョリュウは聖書に記載があり、世界で最初に植樹された樹木だそうです…

アスクレピアスの花

アスクレピアスは、南北アメリカに約120種が分布するキョウチクトウ科トウワタ属の多年草です。日本には江戸末期に渡来。種に白い綿毛がつくことから外来の綿ということから、和名は「トウワタ(唐綿)」になりました。 アスクレピアスの花期は6月~10月。花…

白隠の試み

(1)坐禅和讃(Wikipediaに全文あり) 越後の高田で悟り、信州の飯山で悟り直し、臨済宗中興の祖となった白隠ですが、禅宗の教えをわかりやすい日本語で和讃(仏や釈迦、仏教の経典などを日本語で讃える歌のこと)の形で著したのが「坐禅和讃」です。禅は中…

キキョウの花

暑いまま9月に入りましたが、キキョウは「秋の七草」の一つ。漢名の「桔梗」を音読みしたら「ききょう」で、花の色は紫、青、または白。桔梗色は濃い青紫色のことです。その清楚な姿や色から武士たちに好まれたようで、家紋として使われ、江戸城には「桔梗の…

ペチュニア(Petunia)の花

「線路は続くよ どこまでも」を「暑さは続くよ いつまでも」に言い換えたくなるほどに、今年の夏は暑さが続いている。既にペチュニアは何度も記してきたのだが、今年のような猛暑の中でもペチュニアは平気そのもの。 ペチュニアは南米原産のナス科ペチュニア…

コブシの袋果

私は歌謡曲の歌詞で「コブシ」を憶えたためか、栃餅のトチノキと違って、コブシの場合はもっぱら花だけに関心がありました。トチノキもコブシも春に花が咲き、今はその袋果が色づき始めています。コブシの袋果は自由な形態で、大抵はグロテスクな塊となって…