アスクレピアスの花

 アスクレピアスは、南北アメリカに約120種が分布するキョウチクトウ科トウワタ属の多年草です。日本には江戸末期に渡来。種に白い綿毛がつくことから外来の綿ということから、和名は「トウワタ(唐綿)」になりました。

 アスクレピアスの花期は6月~10月。花期になると、茎の上部の葉の付け根から花序を出し、独特な形をした花を咲かせます。花は小さく、一つの花序には10~25個の花がつきます。花の中心部には雄しべと雌しべが合体したずい柱があり、ずい柱の周りには副花冠があります。副花冠には角のような付属体がついており、ずい柱を囲んで突き出ます。外側に反り返っているのが花冠です。花にはアリが集まっています(画像)。