2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ハクチョウゲ(白丁花)の花

湾岸地域でよく見かけるハクチョウゲが花をつけ出している。ハクチョウゲは初夏に葉の上に雪が降ったように小さな花を咲かせる。花は一重で直径は1cmほどと小さく、花の先端は5つに裂け、外側には淡い紫色が入る。 ハクチョウゲは沖縄、台湾、インドシナ等を…

ハゴロモジャスミンの花

ハゴロモジャスミンは、中国雲南省を原産とするつる性植物で、匂いに鈍感な人にもその存在がすぐわかるほどです。モクセイ科ソケイ属のジャスミン(マツリカ)の仲間で、昭和50年代から一般に普及したとされています。そのため、私の子供の頃の記憶の箱には…

ウメスカシクロバ、それともブドウスカシクロバ?

マダラガは黒い地に明るい色で装飾された、センスあるデザインの種が多い。例えば、サツマニシキはエレガントな翅を持ち、様々な色を使い、全体の調和が取れている。それもそのはず、マダラガの仲間は昼行性のものが多く、他の蛾と違ってその美しい姿を明る…

ノイバラ:もう一つの野生のバラ

ノイバラ(野茨)はバラ科の落葉性のつる性低木で、別名はノバラ(野薔薇)。日本のノバラの代表的な種です。ノイバラの開花は5~6月で、画像のような白い花が円錐状に並んで咲きます。花の直径は2~3センチで、ナニワノイバラより小さいのですが、芳香…

カマツカの花

バラ科カマツカ属のカマツカ(鎌柄)は、材を鎌の柄に用いたことから命名されたようです。別名はウシゴロシ、ウシコロシ(牛殺し)。本州の平地~低山地、四国、九州の低山地から山地に普通に自生します。 カマツカは枝先に複散房花序を出し、白色の5弁花を10…

野生のバラ:ハマナスとナニワイバラの花たち

ハマナス(浜茄子、浜梨)はバラ科バラ属の落葉低木で、自生する野生のバラ。夏に赤いや白の花を咲かせる(画像)。湾岸地域には意外に多く、あちこちに植えられている。開花時期は6月中旬までで、夏には実が目につく。ハマナスは英語で「Ramanas Rose(ラマ…

決定論と自由意志(determinism and free will)の断片的な経緯

伝統的な決定論は「どんな出来事もそれに先行する出来事によって決定されている」という主張で、未来の出来事は過去の出来事によって決定されていて、偶然的なものは入り込む余地がないということでした。したがって、意志決定のために複数の選択肢を許す自…

初夏のバラ属の花たち

画像はバラ科バラ属の花です。素朴なハマナス(最初の画像)以外はどれも園芸種のバラで、見事な容姿を誇っています。これらの花の中に一つだけ異なる花が紛れ込んでいます。それぞれの花を愛でながら、異種の花探しも楽しんで下さい。 *ヒント:ボタン属の…

新緑が 老いの心を ときめかす

連休の日本は新緑の中にあり、喧騒とした人の世界は新緑の自然の世界とは好対照。暫しであれ、新緑に浸り、憂さを流したいものである。教科書によく出る中村草田男の「万緑の 中や吾子の歯 生え初むる」(万緑は新緑のこと)だけでなく、新緑を詠んだ句は多…

春の終わりに

春の花たちがそろそろ終わろうとしています。道端に咲いていた花が次第に姿を消し出し、木々の緑が濃くなり出しています。湾岸地域の季節も変わり出し、春先に咲き出した花は姿を消し始めました。野生種も園芸種も混在する湾岸地域の風景は子供の頃のふるさ…

ミントブッシュの花

ミントブッシュは小枝に唇状の花をつけ、ミントの香りを漂わせるオーストラリア原産の常緑低木です。何年か育てると2m位まで大きくなる場合もあるようです。英名はミントブッシュで、その名の通り、葉はミントのような香りで、初夏に紫色の花が咲きます(画…

ヒトツバタゴの花

既述のシロバナマンサクの花に似た白い花をつけるのがヒトツバタゴで、4月末に白い花をつけます。でも、棘のようなシロバナマンサクの花と帯のようなヒトツバタゴの花は随分と印象が違います(画像を見比べて下さい)。 ヒトツバタゴの原産地は中国福建省。…

シロバナマンサクの花

シロバナマンサク(白花満作、フォサギラ)は、マンサク科の落葉低木です。名前にマンサクとつきますが、マンサク属ではなくシロバナマンサク属です。春にブラシのような白い花を咲かせます。春の白い花、初夏から夏の青葉、秋の紅葉、落葉と四季折々の表情…

カタバミとヘビイチゴの花

春、道端でよく見かけるのがカタバミとヘビイチゴ。クローバーのような3枚葉と小さな黄色い花がカタバミで、雨の時や、夜に花が閉じる。茎や葉には蓚酸(しゅうさん)が含まれ、これが「酢漿草」の名前の由来。湾岸地域でもあちこちで咲いている。 ヘビイチ…