アフリカハマユウの花

 ヒガンバナ科のアフリカハマユウ(阿弗利加浜木綿)は南アフリカ原産。花茎を伸ばし、先端に散形花序を出し、白いユリのような漏斗状の花を多数咲かせます。花は夜中に満開になります。芳香のある虫媒花で、球形の果実をつけます。白色花が代表的ですが、園芸品種にはピンク色のものもあります。

 かつて「インドハマユウ」の名で知られていましたが、別種であることがわかり、南アフリカ原産ということから、「アフリカハマユウ」となりました。花はユリやアマリリスとよく似ていて、花だけだと間違ってしまいます。テッポウユリの花(画像)と見比べてみると、似ているのがよくわかります。

ハマユウ(浜木綿)はヒガンバナ科多年草。名前は花がコウゾなどの樹皮を細く裂いて作った繊維から作った布と似ていて、神事でその白い布をゆう(ゆふ)と呼ぶことに由来します。ハマユウの開花時期は7月~9月。花は夜中に満開になり、芳香でスズメガを呼び寄せる虫媒花(画像)。

テッポウユリ

ハマユウ