マメグンバイナズナの花

 北アメリカが原産のマメグンバイナズナ(豆軍配薺、Lepidium virginicum)はアブラナ科マメグンバイナズナ属の2年草で、国内では1910年に初めて神戸で採集されました。そのため、「コウベナズナ」や「セイヨウグンバイナズナ」の別名があります。現在は世界中に広がっています。5、6月頃、ナズナによく似た花が咲きます。花のあとでつける実の形が、相撲の行司が使う「軍配」に似ているからです。

 道端の小さなマメグンバイナズナの白い花など誰も見ない筈だと思いながら眺めるのも、これまた小さな優越感の一つなのかも知れませんが、暫くは小さな世界に一人で浸かることができます。