私の子供の頃の冬の果物はもっぱらオンシュウミカンだったと述べましたが、大学生の頃に急に登場したのがグレープフルーツ。日本でグレープフルーツが普及するようになったのは、1971年のグレープフルーツ輸入自由化以降のことで、ほぼミカンしか知らなかった私には強烈な印象をもった柑橘類でした。
グレープフルーツ(grapefruit)はミカン科の中高木とその果実。グレープフルーツは18世紀に西インド諸島バルバドスで、文旦(原生地は東南アジア、中国などで、日本には1688年から1780年の間に伝来)の突然変異として発見されました。別名ポメロ(pomelo)。
国内で販売されているグレープフルーツはほとんどがフロリダや南アフリカからの輸入品。柑橘系なのになぜ「グレープ」という名前がついているかというと、ブドウの房ように1本の枝にたくさんの実をつけるから。
*画像は近くの公園にあるグレープフルーツ