ナデシコ(撫子、瞿麦、牛麦)は秋の七草の一つですが、まだカワラナデシコの花を見ることができました。ナデシコの仲間のダイアンサス属は世界に約300種が分布していて、カーネーションもダイアンサス属に含まれます。今ではカーネーションを除いたものを「ダイアンサス」と総称しています。
日本にはカワラナデシコをはじめ、ハマナデシコなど4種が自生し、さらに、ヨーロッパ原産のタツタナデシコやヒメナデシコ、中国原産のセキチク、北米原産のヒゲナデシコなど、多くが観賞用に栽培されています。花の縁が細かく切れ込んでいるのがカワラナデシコの特徴です(最初の二枚の画像)。白い花がタツタナデシコ、最後の画像が比較的新しい園芸種の「ダイアナ」です。