シャスタデージーの花

 シャスタデージーは、キク科レウカンセマム属(フランスギク属)の常緑性の多年草。レウカンセマム属の中の数種の交配によって作出されたのがシャスタデージーです。交配に利用されたのはフランスギク、ヨーロッパ原産のレウカンセマム・マキシムム種、西ポルトガル原産のレウカンセマム・ラクストレ種、そして日本のハマギクの4種で、1901年にアメリカの育種家ルーサー・バーバンクによって作出されました。

 シャスタデージーの花期は5月中旬~7月。花期になると、分枝して伸びた茎の頂部に、花径5~10㎝程度の頭花を咲かせます。花は周囲で花弁のように見える舌状花と、中心部分の筒状花から形成された集合花で、マーガレットの花によく似ています。舌状花は白、筒状花は黄色です。

 日本人はバラやユリ、ハスやスイレンより、キクの方に親しみを持つ人が多いようです。花の好き嫌いは植物としての花が好き、嫌いというより、その人が育った環境に支配され、左右されています。そのためか、私自身もキクには親近感があります。