運河沿いの緑道で見つけたのが舌を噛みそうな名前の植物。学名のViburnum tinusがそのままカタカナ表記されている。別名がトキワ(常磐)ガマズミ、ビバーナム・ティヌスで、スイカズラ科ガマズミ属。どうも別名の方が落ち着く。原産は地中海沿岸で、日本には昭和初期に渡来。
高さ2~7mになり、株幅3mほどになる常緑低木。よく枝分かれして、まるい樹形になる。葉は対生する単葉で、長さ4~10cm、幅2~4cmの狭卵形となり、表面には光沢がある。花はつぼみの時は紅色を帯び、開花すると白色か淡いピンク色で、香りがある(画像は白色)。果実は長さ5~7mmで黒っぽい藍色に熟し、有毒。