アンスリウムの花

 サトイモはジャガイモと同じように茎が肥大し、塊茎(球茎)をつくります。種子はできず、種芋で繁殖します。サトイモの開花は非常に珍しく、何十年も花が咲かないことは珍しくありません。サトイモはマレー地方が原産地の熱帯の植物で、暑さや日照などの条件(高温、多湿、多雨)によって花が咲くことがあります。でも、サトイモ科の園芸種のアンスリウムやカラーはサトイモとは違って、毎年綺麗な花をつけます。

 カラーは草丈30cm~100cmの多年草で、幾何学的な美しいフォルムが特徴の植物です。葉の形も幾何学的で、花は春から6月まで咲いています。カラーの花に見える部分は萼が変化した仏炎苞で、中心部の黄色い部分が花の集まった部分。秋まで咲いているアンスリウムの和名は紅団扇(べにうちわ)、ギリシャ語で「尾のような花」という意味です。熱帯アメリカ原産で、一見造花のようで、高温多湿を好みます。ツヤのあるハート形の苞(ほう)から、棒状の花序が突き出たユニークなフォルムが特徴です。

*最後の画像がカラー

カラー