カラスノエンドウの黒いサヤと種

 早春に花をつけ、実が生っていたヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)。その実は熟す前には緑色ですが、完熟すると、黒く変化します。弾けそうなサヤ(鞘)をつまんでみると、サヤが元気に弾けて、種が飛び出します。でも、熟し切っていないと、弾けません。また、サヤにちょっと手を加えて、ピーピー鳴る笛の様なピーピー豆をつくることもできます。こんな遊びを子供の頃に経験した人は随分と少なくなってしまいました。

 「カラスノエンドウ」の名前の由来はこの「黒くなったサヤ」です。5月も中旬、その黒いサヤがあちこちで目立つようになりました。