エキナセアの花

 一瞬ギョッとするようなエキナセアはキク科ムラサキバレンギク属の耐寒性宿根草です。別名のムラサキバレンギクは、花びらが満開になると垂れ下がり、纏(まとい)を飾る馬簾(ばれん)のように見えることから命名されたと言われています。

 エキナセアは、花の中心部がクリのイガのように球状に大きく盛り上がり、そのまわりに細長い花弁が放射状に広がります。くっきりした花形で存在感があり、花の観賞期間が長いく、古くから切り花にも利用され、ドライフラワーにもなります。

 エキナセアは初夏から秋まで長く咲き続け、最近はたくさんの色あい、咲き方の新品種が続々と登場し、夏の花期の長い多年草として人気のある草花です。また、エキナセアは多糖類や糖タンパク質、揮発油、フラボノイド類など、免疫賦活作用を持った有効成分が多く含まれています。