食用菊の花

 青森県に古くから伝わる食用菊が「阿房宮(あぼうきゅう)」。鮮やかな黄色い花びらは生食だけでなく、蒸して乾燥させた干し菊は保存がきくため、様々な料理に活用できる。「阿房宮」という名前は秦の始皇帝が菊を愛でた宮殿の名前に由来している。

 一般的に食用菊というと、刺身などに添える「つま菊」のイメージが強いが、東北地方では菊の花びらを野菜の一種として食べる習慣があり、料理のバリエーションも豊か。南部町の気候が適したことから盛んに栽培され、主要産地となった。

*画像は1月に咲いていたものだが、刺身のつま以外は食べたことのない私には「おいしい」ではなく、「綺麗」として見てしまう。

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