ノボロギクの花

 ノボロギク(野襤褸菊、野に生えるぼろ菊)は一年中道端などで花を咲かせるヨーロッパ原産の帰化植物。ですから、この花には季節感がありません。名前は実についた穂綿がボロ布のように見えることからついたようです。雪国では雪解けとともに畑にはびこる雑草で、明治時代に渡来しました。

 花びらのない、帽子をかぶったような黄色い花と、花穂の下の方に黒いギザギザのような小さい受け皿部分があるのが特徴です。花の中央の黄色い部分には筒状花といわれる小さな花が集まっています。この花の集まりをおおっている部分が総苞片で、春先には特徴的な黒い三角形ができます。葉はシュンギクに似ているのですが、有毒です。

 数年前までは今より多かった印象なのですが、今年になって初めて見たのが画像です。注意散漫になったためかも知れませんが、湾岸地域では減っているように思います。

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