ヘビイチゴ、そして次はナワシロイチゴ

 今の食用イチゴはどれもとてもおいしいが、昔と変わらないのがヘビイチゴナワシロイチゴのような野生のイチゴ。ヘビイチゴ(蛇苺)の別名は毒イチゴ。但し、毒はない。日本全土に分布し、花の柄は4~7㎝で、茎は地面を張って大きな株になる。実が熟すのは6~8月。実は生食可能だが、甘みはない。4~5月に黄色い花を咲かせ、湾岸地域では既に実も終わった。

 ナワシロイチゴの別名は、アシクダシ、ウシイチゴ、サツキイチゴ。日本中に分布し、道端でよく見かける。茎には棘がある、茎はつる状に延びる。今頃実が熟し、甘酸っぱい。花は赤紫だが、(以前述べたように)花弁が開かないため目立たない。ナワシロイチゴは、苗代の頃に赤い実が熟すのが名前の由来と言われているが、実際に実が熟して食べ頃になるのは夏。道端や斜面に生えていることが多く、実は甘酸っぱく、生食では酸味を強く感じる。

f:id:huukyou:20200701035919j:plain

ヘビイチゴ

f:id:huukyou:20200701035948j:plain

ヘビイチゴ

f:id:huukyou:20200701040019j:plain

ナワシロイチゴ

f:id:huukyou:20200701040050j:plain

ナワシロイチゴ