昨日は春の兆しとしてオオイヌノフグリについて記したが、同じように春を告げるコンビがヒメオドリコソウとホトケノザである。
ホトケノザは、その葉の形が仏様の台座のように見えるというのが名前の由来。ホトケノザといえば春の七草の一つとして有名だが、七草の「ホトケノザ」は同じ名前の別の植物で、コオニタビラコを指している。
ヒメオドリコソウはヨーロッパが原産で、明治時代の中頃に渡来し、いまでは各地に広がっている。同じオドリコソウ属にオドリコソウ(踊子草)があるが、こちらは在来種。このオドリコソウによく似ていて、小振りなので「姫」がつけられた。ヒメオドリコソウは極めて繁殖力が強く、空き地や土手などいろいろな場所で群落を作っている。
湾岸地域のあちこちでホトケノザもヒメオドリコソウも共に春を告げ始めている。これから暫くはその花を楽しむことができる。