カンツバキ(寒椿)

 ツバキやサザンカ、あるいはヤブツバキなどに比べて樹高が大きくならず、枝が横に伸びる性質があることから、葉や花を見下すことができ、しかも自然に形が整いやすことから、公園や歩道の植え込み、一般家庭の庭木として広く使われている。

 サザンカとは葉も花も開花時期もほぼ同じで、見分けがつきにくい。カンツバキはサザンカとツバキの交雑種と言われており、開花時期は11月末から2月中旬頃までで、サザンカとほぼ一致。濃い紅色が鮮やかで、ツバキと違ってサザンカのように花びらは一枚ずつ散る。関西でサザンカ獅子頭」と呼ばれていたもので、1933年以降関東で「寒椿」と呼ばれるようになったようである。

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