マサキ

 近くの公園にマサキの木がたくさんあり、それらがほぼどれも橙赤色の種子を見せている。マサキ(柾、正木)は、ニシキギニシキギ属の常緑低木で、全国に分布する。丈夫で成長が早く、刈り込みにも強いため、垣根に利用されてきた。そのため、園芸品種が多い。マサキという名前は、冬でも葉が真っ青な木=真青木からきている。葉、樹皮、実に含まれる脂肪油は薬理作用が激しく、食べると嘔吐や下痢の症状を引き起こすことがある。

 果実はさく果、直径6〜8mmの球形で、11〜1月に紅色に熟し、4裂する。種子は橙赤色の仮種皮に包まれ、落ちずにぶら下がる(画像)。

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