ベゴニアの花色を感じる

 何かに「気づく(be aware of)」、何かに「感じる」ことが知る「きっかけ、ヒント」になり、その何かを意識する(be conscious of)、知る、わかることになるのが私たちの意識や知識の有り様の一つ。気づいたり、感じたりするきっかけは真偽のない単なる出来事で、気づいた内容が意識され、知られることによって真偽が登場する。気づきに近いところで感じるのが感覚質であり、その代表的な一つが色。

 ベゴニア はシュウカイドウ属に属する植物の総称。夏の夜温が下がる頃から、霜が降りるまで長く楽しめる植物がフォーチュンベゴニア(画像)。そのベゴニアもそろそろ終わりで、冬の到来が間近である。

 ベゴニアの花色を感じるには画像では駄目で、実物を直接見るしかないのだが、私たちは偽物の感覚質を経験することに慣れてしまっている。色の感覚質は特にそうで、本物の色彩自体が何か問われると光学の知識に頼らざるを得ない。

 そんな能書きを離れ、ベゴニアの色を感じよう。その色に瞬時に気づき、わかることを画像を通じて経験し、その経験によって何を知るのか、暫し考えてみよう。

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