それぞれの秋の始まり

 コロナ禍の中、猛暑が続き、台風が到来し、災難続きの秋の始まりだが、それでも季節は変わり始め、周りの自然に秋の兆しを感じることができる。湾岸地域では珍しい柿の実もほんのりと頬が染まり出している。時々お目にかかることができるコムラサキの実も緑から紫へと変わりつつある。あちこちに植えられているシャリンバイの実も黒や紫に色づき始めている。小さな秋があちこちで始まっている。

 大抵は緑色の実が色づくのが秋であり、その始まりは中途で半端な状態として誰にも大して注目されない。そんな時期の実が今日の画像。周期的な自然変化の中では注目されることは少ないが、ホッとするような時間的な一コマで、このところ忘れがちな自然の優しさを垣間見ることができる。

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