カンツバキ(寒椿、Camellia sasanqua Shishigashira)は日本固有種で、ツバキ科ツバキ属の常緑中低木。冬の代表的な花木であるカンツバキは日本に自生するツバキ(椿)とサザンカ(山茶花)の交雑で、「シシガシラ(獅子頭)」という品種。その後、関東では「寒椿」と呼ぶようになった。寒椿は、椿の花弁と雄蕊が合着する特徴をもち、山茶花の花弁が一枚ずつ散る特徴ももっている。だが、山茶花とは葉っぱも花も開花時期もほぼ同じでなかなか見分けがつかない。八重咲き薄紅花が代表花だが、赤や白、桃色の一重や八重咲きもある。開花時期は、11月下旬から 2月中旬頃まで。公害に強く、道路と歩道の間の植え込みなどによく植えられている。