天と地の赤

 秋に似合うのは緑より赤。天の赤となれば、朝焼けや夕焼け、地の赤となれば紅葉だが、初秋の今、まだ紅葉は望めない。そこで、いつも紅葉の植物ということになる。そして、朝焼けの画像に似合うのが、コリウスアミーゴ。
 赤い風景は青や緑の風景に比べるなら、地上では尋常でない風景。それゆえ、赤だらけだったり、赤が持続するような風景は苦手という人がほとんどである。だから、見事な紅葉や朝焼け、夕焼けと新鮮な若葉や青空と、いずれの中で深呼吸したいかと問われれば、誰もが若葉や青空と答えるのではないか。

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 あらたうと青葉若葉の日の光(芭蕉
 古寺に灯のともりたる紅葉哉(子規)

これら二つの句について、あなたならどんな気持ちになるだろうか。