紅葉狩:風景と色の対比

 湾岸地域のモミジはまだ青葉のものがほとんど。妙高のように紅葉狩とはいかないが、秋色の葉が増え出している。休日の青空の下で色づき始めた葉が輝いている。青色の空の下では補色の黄色や橙色の葉が見事なコントラストを見せている。風景としての紅葉は誇れないが、色の対比としての紅葉は湾岸地域でも十分に堪能できる。

 画像のオオシマザクラとアキニレの葉が生み出す紅葉は絶妙な色の魔術を見せてくれる。「風景としての紅葉」が写実主義に傾くのに対し、「色の対比としての紅葉」は印象主義的であり、私たちはどちらの紅葉も好きなのである。