2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

タカサゴユリの花

タカサゴユリは台湾が原産。日本には1924年に移入され、庭園や切り花用に栽培されてきましたが、種子の発芽から6ヶ月で開花するため、各地で野生化し、道ばたや堤防法面などで繁殖しています。そのタカサゴユリが今花盛りです。 地下の黄色味を帯びた百合根…

タマスダレの花

タマスダレは南米原産の多年生の球根植物で、日本への渡来はヨーロッパからインドを経て1871年頃です。タマスダレの名は純白の花を「玉」(真珠などの丸い白い宝石)に、棒状の葉が集まっている様子を「簾」(すだれ)に見立てたことに由来します。タマスダ…

ヤマブドウ(山葡萄)の花と実

日本に野生するブドウの代表がヤマブドウで、巻きひげを伸ばして、他の樹木にからみき、成長すると20mを超える蔓になります。秋に熟す酸っぱい実は生食できるほか、ジャムやジュース、果実酒、ワインの醸造にも使われます。花は小さく目立たないですが、…

ベロニカ(インカナ種)の花

ベロニカは別名「シルバー・スピードウェル(silver speedwell)」のヨーロッパ及びアジア原産の多年草。種小名のincanaはラテン語で「白っぽい」、「灰色がかった」を意味していて、白っぽく灰緑色をした葉の色に由来します。実際、ベロニカ(インカナ種)の茎…

フジバカマの花

フジバカマ(藤袴)はキク科ヒヨドリバナ属の多年生植物。近くの公園の花壇にオミナエシと共に咲いていて、共に秋の七草。共に7月中旬には花をつけていた。 フジバカマは万葉の時代から人々に親しまれてきた植物。夏の終わりから秋の初め、茎の先端に直径5m…

ノラニンジン(野良人参)の花

ノラニンジンはセリ科ニンジン属の一年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。英語ではワイルドキャロット(Wild Carrot)と呼ばれ、文字通り野生化したニンジンです。 湾岸地域でも空き地や道端などでよく見られ、2020年頃まではあちこちに群生していました。で…

ごみのない生活、ごみのある生活

(道の駅あらいに量り売りの店がオープンしました。ごみを出さない工夫の一つですが、それで思い出したのが、私がかつて書いたごみについての小文。その一部を再度掲載します。) 私が小学校に入学した頃にタイムスリップしてみましょう。すると、今のような…

カクレミノの花

既に何度かカクレミノ(隠蓑)について述べてきました。花は6月から8月に咲き、実は長さ1cmくらいで先端に花柱が残り、晩秋に黒紫色に熟します。葉の形はさまざまで、若い枝につく葉は卵円形で隠れ蓑のような形になり、花がつく枝の葉は楕円形から菱状楕円形…