ハマスゲの花

 カヤツリグサ科のハマスゲは浜辺などに生育しているところから名づけられました。でも、内陸部でも普通に生育しています。薬用には肥大した根茎(塊茎)を用います。その生薬名は「コウブシ(香附子)」。「芳香のある(地下茎に附属した)子根」という意味です。トリカブトの「附子」とは関係がなく、別の生薬です。

 ハマスゲは薬用として重要な植物ですが、畑や庭などに蔓延ると厄介な雑草です。