クローバーはシロツメクサを指すが、私の周りのクローバーは種々雑多で、呼び名を含め、様々なことが錯綜しているように思えてならない。私にとって最もポピュラーなのがシロツメグサで、子供の頃から馴染んでいるのだが、最近はそれより一回り大きい花のムラサキツメクサが増えている。このムラサキツメクサの別名が「アカツメクサ」で、紫と赤が同じとは何とも解せないのである。このムラサキツメクサ=アカツメクサに白い花をつけるものがあり、これはシロバナアカツメクサ=シロバナムラサキツメクサと呼ばれ、何ともややこしい。さらに、アカツメクサとは別に赤い花をつけるのがベニバナツメクサで、別名がストロベリーキャンドル。
*シロツメクサ(白詰草)はツメクサ(爪草)ではなく、ガラス器を守るため、乾燥したクローバーを緩衝材として詰めたことに由来する。
**シロツメクサ、ムラサキツメクサ、そして、ベニバナツメクサの画像を見比べてほしい。花色や花のサイズが違うのは言うまでもないが、花のすぐ下に葉があるのがムラサキツメクサ、葉が何もないのがシロツメクサ、花から少し距離をおいて葉がついているのがベニバナツメクサである。ムラサキツメクサの白花はムラサキツメクサと同じく花のすぐ下に葉がついている。
***最後の画像の赤い色のツメクサがベニバナツメクサかどうかは不明
****上記のような混乱は自然言語の論理的でない語彙の併存を示していても、矛盾はないと考えるのが普通なのだろうが、男女、民族、年齢等の違いがもつ多様な差異を含んでいると考える方が適切なのではないか。