シダレザクラと花の向き

 シダレザクラは枝がやわらかく、枝が垂れるサクラの総称。野生種のエドヒガンから生まれた栽培品種が狭義のシダレザクラ(画像)で、ほぼ満開です。

 3月25日に「ウメの花は上向きなのに、サクラの花が下向きなのはなぜなのか」と問い、「ウメの花は枝にしっかり付いた仕方で咲きますが、サクラの花は長い柄(花柄)の先に咲きます。この柄が花を支えるのに充分な強度をもっていないと、花はその重さで下を向かざるを得ません。」と答えました。

 重力によって枝が下に垂れるのが「枝垂桜」ですが、下に垂れる枝につく花たちはどれも素直に下向きという訳ではありません。オオシマザクラと比べてみれば、オオシマザクラの花の方が下を向いています(画像)。

オオシマザクラ