ロウバイの花

 ロウバイ科のロウバイ(蝋梅)は中国原産の落葉樹。早い種では12月頃に、遅くても2月に黄色い花がやや下を向いて咲きます(画像)。寒い時期に開花し、香りが強く、花柄が短く花が枝にまとまってつくといった点でウメに似ていますが、ウメはバラ科です。

 蝋梅の名は、『本草綱目』によれば、半透明でにぶいツヤのある花びらがまるで蝋細工のようであることに因みます。ソシンロウバイ(素心蝋梅)はロウバイの園芸品種で、黄一色で、花びらが丸くて芳香が強く、公園や庭先などによく植えられています。ソシンは「素心」と書き、本来は複数色になる花色が単色になった品種のことで、ソシンロウバイは花びら、花芯まですべてが黄色一色です。

*最後の画像がソシンロウバイで、既に1月18日に記しました。